今から5年後の備えはできていますか?

From:脇田優美子

今から5年後の日本の状況に、あなたのビジネスをきちんとすり合わせることができていますか?

日本は猛烈なスピードで高齢化しています。

世の中の消費者をとらえる時、シニアという層があるというより、もはやシニアと呼ばれる層がスタンダードになってきています。

あなたの会社がこれまでどのような年齢層の人々をお客様にしてきたとしても、シニア層の動向を無視してはビジネスが立ち行かなくなる側面があります。

消費者としてのシニアは今後どんな傾向を強めていくのでしょうか?

シニアの感情

これを読んでくださっているあなたは今何歳でしょうか。

経営者のあなたご自身がいわゆるシニアであれば体感されていることと思いますが、気力体力とは別に、気持ちだけはずっと若いのではないでしょうか。

シンプルな例を挙げます。

ちょっと考えてみてください。老人ホームの入所者の最大の話題は何なのか、あなたには想像がつきますか?

お察しのとおり、入所者同士の恋愛関係だそうです。

近いうちに日本中がシニアで溢れるとしたら、恋愛感情という切り口は、ビジネスに欠かせない重要な視点になり得ます。

異性に対する感情は若者だけの専売特許ではなく、シニアにとっても明確な価値の1つとして認識しておくべきポイントです。

例えば自社のビジネスにおいて、サービスの中でお客様へ異性の出会いのきっかけを提供できれば、コミュニティが活性化し、売り上げや顧客生涯価値にも好影響が出る可能性が高まります。

健康や美容や習い事や自己啓発など、大きなくくりとして自己実現をサポートしていく分野であれば、幸せという提供価値として、シニアのこの感情はこれからより大きな意味を持ってくると言えます。

細やかなシニア対応

シニアにあなたのビジネスをフィットさせていく際に欠かせないのが、シニアの目線、シニアの視界、シニアの視力といった身体的側面です。

シニアが見やすいディスプレイ、シニアに読みやすい文字の大きさや配色、シニアが日常使う言葉遣い、シニアに便利なスペースや導線を意識していかないと、売上が減ってしまいかねません。

お店のネット広告、あるいはポップやチラシなどを作る際もシニア対応をしっかりしていきましょう。

実店舗であれば、シニアが見渡しやすい商品の陳列はどのようなものか、シニアが手に取りやすいテスターやサンプルはどういったものかなどについて、シニアへの効果的な対応を知識として持ち合わせておかなければならない時代です。

今はシニアビジネスに関する書籍も多く出ています。

あなたの会社が現状はシニアを直接ターゲットにしていないとしても、シニア情報を収集しシニアの特性を理解しておくことは、今後の日本の消費動向を把握する上で最低限必要なことでしょう。

シニアの購買動機

シニアに買い物を促していくなら、当然シニアの懐事情に通じている必要もあります。

たとえば年金受給者を前提に、年金受給日に集客の力点を置いて考えるのも1つの方法です。

また、シニア女性の購買動機も無視できません。

面白い話ですが、牛肉の年間消費額が今もっとも大きいのはシニア女性だそうです。

これだけを聞くと意外な感じがしますが、どうやら孫のために購入しているらしいとわかると納得できますね。

やはり、シニアにとって孫という存在は特別です。

シニア向け消費は、自社の商品やサービスを、孫のための商品という見せ方にできるかどうかで差が出てくることでしょう。

シニアは面倒なものが嫌い

シニアは、長いこと待ったり、重いものを持ったり、複雑な手続きは避けたい傾向が強いものです。

シニアは決して暇ではありません。

経営者としてあなたはもしかすると、これまでのお年寄りのイメージがシニアだと思っているかもしれませんが、それは危うい思い込みです。

病院の待合室で長時間待っている老人、というような認識は、これからのシニアには必ずしも当てはまりません。

日本の大半を占めていくシニアは、ファッションも若く、旅行も好きで、健康に関心も高く、ただ年齢的に若い頃ほど無理が効かないというだけです。

シニアを今後の消費者のスタンダードとしてとらえ直してみると、あなたのビジネスが成長する新しい転換点になるかもしれません。

 

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