公開日:2018/08/16

人がいくらでも集まり、しかも辞めない秘策

あなたは今、パートの定着率に悩んでいませんか?

あるいは、常時パートを募集しているのに、めったに応募すらないことに頭を抱えているかもしれませんね。

ところが、ある方法に切り替えるだけで、驚くほどパートさんが集まってくれて、しかも全然辞めなくなるのです。

世間の採用難などどこ吹く風、あなたの会社だけは人手不足に悩まされることがなくなるとしたら、どうでしょうか?

その方法を早速お伝えします。

相手の立場で観たら答えが出た

一般的なパートの勤務制度は、最初に出勤する曜日をしっかり決めて、遅刻や早退する場合は予め届け出て、会社に認めてもらう、というものでしょう。

このやり方の大きな問題は、小さい子供がいる人や介護する家族がいる人などは、子供の病気や家族の体調悪化などで、どうしても突発的に休む必要が出てしまう時に、何とも融通が利かないことです。

いきなり欠勤すると、会社に迷惑をかけるだけでなく、パート仲間にもしわ寄せがいくので、職場の人間関係が悪くなり、居づらくなって離職してしまいやすいのです。

大企業でも中小企業でも同じ悩みを抱えています。

 

働こうとしているのに、働けない環境。
働いてもらいたいのに、辞められてしまう環境。

これを逆転の発想で乗り越えた会社があります。

ある食品加工会社には、20人ほどパートがいます。

かつてはふつうの会社と同じ勤務制度にしていたのですが、パートの定着率はとても悪く、人間関係もギスギスしたものでした。

そんな中、東日本大震災をきっかけに、皆が幸せになるために、どうしたらもっと働きやすい職場にできるのか考えたそうです。

こんな会社をこのまま続けるべきなのか、と真剣に悩み試行錯誤した上に、とうとう出した答えが、「いつでも好きな時に、気兼ねなく休める会社」にすることでした。

自由を与えると、人は好き勝手するのか?

この会社のルールは徹底しています。

パートの出勤日は全くの自由、勤務時間までも自由なのです。

そうすると、週に5日働く人もいれば、月に3日しか出勤しない人もいます。

1日に1時間や2時間だけ勤務して帰っていく人もいます。

みなそれぞれに家庭の事情、自分の都合に合わせて働いているので、不満など出ません。

例えばこれを、子育て中の人にだけ限って自由な勤務体系を認めたりすると、自由度のない勤務を強いられている人は、働いた分の収入をもらってはいても、不公平だと不満が積もって、パート同士でギクシャクする原因になり上手くいかないのです。

全員が等しく、好きな時に好きなだけ働けるので、成り立っているわけです。

あなたはこれを知っても、「こんなにも自由な働き方を認めると、ほとんど出勤する人がいない日や、ひどいと誰も出社しない日が出るのでは?」と心配になるかもしれません。

この会社では、「たとえ好きな時に好きなだけ、とは言っても、みな働いて収入を得たいと思っているのだから、出勤する人が全くいないなどということは、実際はないだろう」と考えたそうです。

それでも最初は段階的に、まず週に何日出勤する、とだけ決めて曜日は自由としてみました。
これで問題なかったので、次は、月に何日とだけ決めて出勤日は自由としました。

そして今は、出退勤時間も完全自由としています。

この制度を5年間運用して、パートが1人も出社しなかった日はたったの1日しかないそうです。その日は工場を休みにしても出荷に問題はなく、社員は事務に専念しました。

ブレイクスルーは何?

「パートに自由を与えると、好き勝手されて統率できないのでは?」

そう考える経営者は実に多いと思います。

この会社もかつては、工場に監視カメラを設置して、パートの勤務態度を見張っていたのです。

しかし今は、「あれは全くの逆効果だった」と述懐しています。

自分を信用してくれないリーダーのもとで働きたい人など、いるはずがありません。

考えを改めたこの会社には、居心地の良い職場に魅力を感じて、どんどん人が集まるようになったと言います。

ホームページで募集するだけで、すぐに人は来てくれる上、働きやすいので長く働き続けてくれます。

その結果、人手不足の悩みは一切なく、過去4年間の採用コストはゼロ。

あなたにもできる

もし今、採用や離職率の高さに困っているなら、あなたの会社でもこの方法を取り入れない手はありません。

小さな子供が体調を崩したり、家族に介護の必要な人がいるパートが、明日仕事があるのに…と思いながら、追い詰められた気持ちで看病していたとしたら、どんな気持ちがするでしょうか。

十分に病人の世話をしてあげて、子供が治ってから仕事に行けばいい、家族が元気になってからまた出社すれば大丈夫、と思いながら看病できるとしたらどんな気持ちになるでしょうか。

「好きな時に、好きなだけ働いてもらう」は一見思い切った制度に思えますが、働く人の幸せの上に成り立つしくみだからこそ、しっかり機能して持続するのです。

あなたも一度、どのようにしたらこのしくみを自社に取り入れられるか、真剣に考えてみられることをおすすめします。

PS
あなたもブレイクスルーを起こしたいなら
>>小さな会社の社長向けサポート

関連記事