公開日:2017/12/08

リアル店舗がチラシをポスティングする理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「ふぅ〜(汗)、セーフ!」 危うく挟まれそうになりました。

今、やっと集合ポストにたどり着いたところです。柱に隠れて待つこと20数分、怪しまれていることは百も承知。

建物に入る人の後にサッとついて通り抜けます。シメタと思うのは愚の骨頂、しかと監視カメラで取られていますからね。

なぜ、そこまでしてポスティングするのか、疑問に思いますか? では、これからポスティングから得られるその謎についてお伝えしようと思います。

ポスティング効果の本当のところ

ポスティングの目的は、お店のファンとなるお客様について知る格好の機会となるからですね。さらに自前でポスティングする目的は大きく2つあります。

・集客する
・お客様(市場)をリサーチする

多くの経営者は集客するためにチラシをポスティングするのではないでしょうか。もちろん第1の目的は集客で間違いありません。そして第2の目的が市場調査になるということです。

ポスティングすべき人は誰か?

ここが1番大切なポイントですが、このポスティングを経営者であるあなたがすることです。

今「えっ!マジで?」と思いましたか。そうです。少なくともお店の長、オーナー経営者がやるべきこととなります。ただし1度でよいと思いますが。ポスティングの経験があるかないかは、今後の多店舗展開にも集客の手段を講ずるにしてもとても役に立ちます。なぜか?それもこれからお伝えしていきます。

お店の展開、開店前の実地調査

お店を出すとなれば誰もが思い描くのは何処にお店を構えるか、そしてどんなお店にするか、ではないでしょうか。

どんなお店にするかは、ある程度経営者の中で固まっていると思いますのでここでは省きます。こんなお店がはやりますよ、と言われてもやりたいお店があるから出店しようとしているのであり第三者に何かいわれたくないですよね。

それよりも、もっと大切な出店場所「立地」にもとづくお客さんを獲得するための手段についてです。そのためには経営者みずからポスティングしてくださいと、お伝えしました。ポスティングで市場調査、実地調査することの利点についてです。

でも、その前に多くのお店の店長オーナーさんは何をしているのか、確認してみましょう。集客に困ったら、何から手をつけるか?考えてみてください。昨今であれば、インターネットを使ったホームページとかSNSの書き込みを活用した集客が1番に思い浮かぶかもしれませんね。

いたって当たり前ですし、現場、店舗に入り込んで日々の業務に当たられていれば時間が取れないし新しいことを学んでいる余裕もないですから、当然と言えます。でも集客としてはお店からは遠いイメージではないでしょうか。

2号店目を計画中なら

もし現店舗が成功している、なので次の店舗展開をお考えなら同じ業種業態で1号店目の近場に構えることがオススメとなります。半径5kmくらいの範囲です。

なぜか、近場であればお店とお店の距離が近いので頻繁にお互いのお店を見に行けます。店長として現場に入るとしても、任せっきりでは不安とはならないでしょうか。時間を見つけては指導をしなければならないことも、連絡事項も現場で伝えるのと伝聞、口頭だけで伝えるのでは違いが出てきます。2号店と1号店との距離は近い方がよいです。スタッフ、物資の融通もききやすくなりますし。

ここで1番お伝えしたいのは、2号店目を開業する前にする実地調査に、1号店の商圏でチラシをポスティングしたことが生きてくるということです。1号店を中心に半径3〜5kmでチラシを撒くといっても東西南北で地域の特徴に違いがあります。

あ〜ぁ、何だそんなことか?お店の周りのことならよく知っているよ、とお考えかもしれません。でも実際に歩くのと、車で通るだけでは気づかないことがありえます。このポスティング自体も集客のためということよりも市場調査、リチーチのためにすると受け止めていただけると、有意義なポスティングとなりえます。

では、ポスティングではチラシを配布する以外に何をしているかについてですが、何をチラシ撒きながら確認していけばよいのでしょうか。この違い、この地域性である東西何北をホームページやSNSでは表現できません。

確認することは

この街にはどんな人たちが住んでいるのか?が1点です。

経営者であれば、すでにお店のファン、お客さんはどんな人たちなのかは思い浮かぶことでしょう。言葉にできないとしてもイメージはあるはずです。実際にお店を利用されている人たちだからです。

マーケティングの世界では頻繁に利用してくれる理想的なお客様を想定してペルソナと呼んでいます。そのペルソナとなるべきお客様がその地域に存在するかを各家庭にポスティングしながら確認していきます。外から眺めるだけでも得られる情報はかなりありますよ。

とても大変な作業ですが1件ずつです。でも長くその地域で商売を続けていきたいと望まれているなら、必ず後々役に立つ情報が得られます。

ポスティング得られるものとは

あるお店のケースではこんな感じです。

そのお店では、店長が出勤前、勤務後にポスティングをしていてあることに気づきます。お店はインテリアショップ、アンティークと言えば聞こえはいいかもしれません。ただしガラクタとも違う見る人がみればわかる高級メーカー品、ブランド品です。一度来店して売れてしまうような商材ではないので、問い合わせの後のフォローが大切となります。

そんなお店の店長オーナーはせっせとポスティングして気づいたことは、半径5km東西南北の地域で住居形態も住人もまったく違うということです。まぁ、車でお店のまわりをぐるっと一周すればある程度はわかることですが、徒歩で地域を廻ると得られる情報に大きな違いがあることがわかります。たとえばお店の南側は、高級住宅地に区分けされています。

ここの住人が求めているものは何か?

商品そのもので言えば、セカンドハウスに置く家具です。新品よりは少し使い込んだ味のある調度品がよいと考えています。人を呼んだ時の話しのネタになるからでしょうね。モノがわかる人としてアピールしたいのかもしれません。

このように消費者心理を理解することはとても大切です。これは現場でしか得られない情報です。

また、お店の西側に足を運んでみると、そこはマンション群が集まる住宅地となっています。新築物件が立ち並んでいます。このマンション群にポスティングするのは骨です。今時の集合住宅はみなセキュリティがしっかりしており安易に近づけません。

さきほどお話しした通りです。運が良ければ配達した帰りにポスティングできますが当てにはなりませんね。

なぜ、そこまでするのか?結果

おおよそ、チラシは2,000枚ポスティングして1件の問い合わせです。

反応があったので、よしとしてよいと思いますが今回のポスティングから何が得られるのか、もう一度整理してみましょう。お店周りの状況が手に取るようにわかりはじめます。

Googleマップからストリートビューをあなたの頭の中にインストールしたようなものです。もちろん、ご自身で普段から歩いて地域の情報に触れていらっしゃるなら必要ないことかもしれません。アルバイトやポスティング会社にお願いすれば本来の目的(チラシ配布)は達成できてしまいますから。

お客様との会話が理解できるようになると、お客様とのコミュニケーションが良好となります。その地域のことを見知っていればあなた、お店への信頼感はアップするでしょう。するとあなたへ情報が集まりはじめます。今度あそこに何ができるとか、なくなるとかの情報です。お店がその地域のハブとして機能してきます。実際ここまでになるには大変ですが。

地域を知ることは、市場とお客様を知ることにつながります。さきほどの2地域で今度は入れるチラシに違いが必要になることが理解できると思います。半径5kmとしても、東西南北で大きな違いがあることに気がつけます。

車で配達してみてまわったりすることでも掴めますが、お店にいる時間が長いのであれば意識してお店の商圏をみて回らないとあなたのお店がしていることがズレていることに気が付けません。いかがでしょうか。

新店舗を展開するにしても、1号店でポスティングして反応をみることで見えてくるものがあります。経営者自ら動いて商圏となる市場をそれこそお客様目線で体感してみることです。

毎回ポスティングするのか?

と問われれば地域別に1回でしょうか。経営者の選択眼を持った右腕が育つ、見つかるまでは経営者の責任で立地選定、出店場所を見極めるのが王道といえます。

ポスティングで立地選定、出店場所の見極め方を磨いてみてはいかがでしょうか。

多店舗展開していくには経営者の目を養っていくしかありません。

”ポスティング“をひとつの糧としてみるのは、よいアイデアとなるのではないでしょうか。

こちらの記事が >> 理想のお客様ペルソナ像について参考となります。

関連記事



 

error: Content is protected !!