公開日:2018/01/08

もし宅急便をやってる魔女が集客に困ってマーケティングを教わったら…

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「魔女の宅急便」ってご存知ですか?

スタジオジ◯リの作品のアレです。

これは、あの作品に出てくるキキとは全く関係ない魔女の物語…黒ネコも連れていないし、あの街とも全く別の街での物語です。

名前はココ。

ココもキキと同じように街で宅急便を営んでいます。
高低差の激しい街では、便利なのでそれなりにお客さんもついていますが、ココにはある悩みがありました。それは…

「お客さんがいつ来てくれるか予測できない…だから売上が安定しない…」

一度仕事を受ければお客さんは喜んでくれるし、何度か依頼は舞い込んでくるものの、ある月は集中したかと思えば、その翌月はぱったり問い合わせが無い…そんな状態に頭を抱えていました…。

  • 「このまま続けていて大丈夫かな?」
  • 「どうすれば、お客さんからの問い合わせが安定するんだろう?」
  • 「毎月売上が読めないから、安心できない…」

こんな悩みを抱えていました。

さて、彼女はどのようにこの窮地を脱するのでしょうか?

いろいろと新サービスを試してみた魔女ココ

「売上が安定しないのは、普通の宅急便サービスしかやっていないからでは?いろんなサービスをすれば、いろんなお客さんから問い合わせが安定してくるかも…」

そう思い立った魔女ココは、3ヶ月間奮闘しますが、なかなか思ったようにはいきません…。

まず試してみたのは「空を飛べる」ことを生かした即日便!

これは問い合わせはたくさんあるのですが、「いつ問い合わせがあるかが読めない…」という問題は全く解決できませんでした。

また街の中であれば、郵便屋さんが翌日配送してくれちゃいます。
すると、依頼は自然と街をまたいだ配達になるため、飛行距離も長くなってしまいます。

こうなると配達中は問い合わせに対応できません。
留守番役のおばあさんには「お断りの電話」を受け持ってもらうことになってしまいました。

これを続けるのは申し訳ない、そう考えてココはこのサービスを継続することができませんでした。

次に試したのは「空を飛べる」ことを生かした長距離便!

こちらも問い合わせが殺到しますが、「いつ問い合わせがあるかが読めない…」という問題は全く解決できません。

長距離便で価格も高くなりますが、飛行距離も長く、かかる時間も大幅に増えました。

すると、配達している間は集客できない…
だからといって配達が終わったら、集客に困る…

このように、ココの悩みは深まるばかりでした。

思い切ってタクシー業に挑戦!

最後に試したのはタクシー業!
「街の中でサービスを完結できるんなら、それが一番じゃない?」

そう考えて宅急便の枠を超えて、街の中でサービスが完結するタクシー業を始めることにしました。

アイデアはよかったのですが「ホウキに乗せられるのが1人だけ」という制約が思った以上にキツく、うまくサービスは展開できませんでした。

「ん〜どうすれば、サービスの提供と集客のバランスをとることができるんだろう?」

困ったココは、街で経営者向けに商売を教えているタケおじいさんに相談します。

どうすれば売上が予測でき、商売が安定する?

ココ:
「タケおじいさん!宅急便をしているんだけど、ある月は問い合わせが多かったり、ある月は問い合わせが全くなかったりして困ってるんです!どうすれば問い合わせの数が安定するの?」

タケおじいさん:
「ん〜そうじゃのぉ。ココに毎月お仕事を頼んでくれるお客さんは、どんなお客さんなんだい?」

ココ:
「そうねー。それなら何人かいるわ。
パン屋のおシノさんに、お肉屋さんのスザンさん、服屋のマコさん、薬屋さんのナーラさんに、お魚屋さんのパーサさんからは
毎月お仕事を頼まれるわ」

タケおじいさん:
「なるほど。良いお客さんに恵まれているね。
それならまず、その5人のお客さんに喜ばれるようにしてごらん。
その5人にもっと仕事を頼まれるようになれば、仕事も安定するんじゃないかい?」

ココ:
「なるほど!そうね!
でもね。お客さんをたった5人に絞っちゃうって大丈夫かしら。
それだと、なおさら問い合わせが安定しないんじゃない?」

タケおじいさん:
「まぁ大丈夫じゃよ。まずはお客さんに素直に聞いてみなさい。
『あなたは毎月、お仕事を依頼してくれる本当にありがたい存在です。』
『もっとあなたのお役に立ちたいのだけれど、私に何かお役に立てることはありますか?』
そう感謝を伝えてから、他に役に立てそうなことがないか聞いてみるといい。その5人はココを気に入って仕事を頼んでくれているはずだ。きっと喜んで話を聞かせてくれるよ」

ココ:
「わかった!ありがとうタケおじいさん!」

売上を伸ばすか、自由な時間を作るか、自分で選べるようになった魔女ココ

さっそくココは、いつもお仕事を頼んでくれる5人にお手紙とケーキを作って、出掛けました。

お手紙にはいつもお仕事を頼んでくれることに対するお礼の気持ちを込めました。ケーキはココがお気に入りのブラウニーです。

タケおじいさんの提案に、最初はココも半信半疑でした。
でも、いざ話をしてみると5人のお客さんたちは大喜びです!

「いつも忙しそうにしてたから、声をかけずらかったのよ」
「ココちゃんさえよければ、ぜひお願いしたいよ」
「そういえばココちゃんに紹介したい人もいるんだ!」

こんな風に5人はココの提案を喜んで受け入れ、さらに2人のお客さんも紹介してもらえることになったのです。

パン屋は毎週2回、パンの配達を頼んでくれるようになりました。
肉屋は毎日1回、お肉の配達を
服屋は月2回、服の配達を
薬屋も月2回、薬の配達を
魚屋は毎日1回、魚の配達を頼んでくれます。

さらに、紹介してもらった…
ワイン屋さんは毎週2回、ワインの配達を頼んでくれます。
本屋さんは毎週1回、本の配達を頼んでくれるようになりました。

このように定期的にお仕事を頼んでくれるお客さんが見つかったのです。

彼らはココの働きに非常に満足していて、「どうせ頼むならココに頼みたい」そんな風に言ってくれる良いお客さんばかりです。

売上は当然のように安定しますし、いつも喜んでくれるお客さんたちの反応を見て、ココも毎日充実感とやる気を感じながら働いています。

休みたい時には休めるようになりましたし、何より来月以降の売上も予測できるので安心感が今までとは全然違います。

よりお客さんに喜んでもらうための配送バッグを作ったりと将来に対する備えや投資にも余力を回せるようになりました。

ココは着実にお客さんとの関係性を深めながら「ぜひ、他でもないココとお仕事がしたい!」というお客さんばかりが集まるようになったのでした。

めでたし。めでたし。

このエピソードからあなたが学べることは…?

さて、いかがでしたか?
宅急便をやっている魔女ココの試行錯誤と成功体験の物語。

でもココと同じような悩みをお持ちの社長さんも多いのではないでしょうか?

  • 売上が予測できなくて、ビジネスが安定しない…
  • 売上が予測できないから、将来のことを考えた投資にどうしても手が出ない…
  • サービス提供と集客のバランスがどうしても上手くとれない…

そんなときの処方箋は
ストーリーの中でタケおじいさんが示してくれているとおりです。

「最も喜んでくれていて、
あなたにとって理想のお客さんから、まず話を聞いてみよう」

これです。これに優る経営改善策はありません。

あなたにとって理想のお客さんは、既にあなたのお客さんの中にいるのです。

まずそのお客さんにこれ以上ないくらい喜んでもらうことから始めてはいかがでしょうか。すると、自然と良いお客さんの紹介も生まれます。

良いお客さんも、私たち事業者側のサービス内容についてあまり知らず、あるキッカケで「えっそんなことできるの?じゃあ、ぜひお願いしたい!なぜもっと早く言ってくれなかったの?」

こんな声をもらって実際に売上が安定する会社もあるほどです。

まずは、今いる中で最も理想的なお客さんに「感謝」を伝えることから始めてみてください。

そして、その人たちにもっと喜んでもらう提案を行ってください。何をやれば喜ぶのかわからなければ、正直に聞いてみてください。

きっと売上が安定するアイデアが出てくるはずですよ。

P.S. これをやる際に1つだけ注意点が…。理想のお客さん以外に要望を聞くと「価格が…」のようなアイデアしか出てこないので、理想のお客さんに絞ることは忘れないようにしてくださいね。

P.P.S. ストーリーの中で出てくるタケおじいさんのように、あなたの状況に合わせたアドバイスを手に入れたいなら…こちらがオススメです。

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