身動きがとれないほど忙しすぎる社長へ

From:脇田優美子

中小企業の社長であるあなたは、従業員を雇っているにもかかわらず、仕事を結局すべてひとりで回していませんか?

小規模な中小企業経営者に多いのが、社長ひとりであらゆる仕事を抱え込んでいることです。

この状態はとても危険です。

なぜなら、社長のあなたが日常業務に忙殺されていると、会社の存続が危うくなりかねないからです。

見えないうちに、ジリ貧どころかビジネス環境が一変するような事態が迫っていたらどうしますか?

戦略がないとどうなるか?

社長自らが今日の仕事をこなすだけで精一杯、という毎日が続いていると、何がいけないのでしょうか?

汗水流して働くことそのものは尊いことですが、このような社長の問題は、戦略が欠如していることです。

忙しくて将来のことが考えられないという理由で、実態は、これまでと同じことを繰り返しているだけになっているのです。

一応収益は上がっているとしても、きっとあなたも心の奥底で気づいているのではないでしょうか?

もし今、あなたの競合や新規参入者が、少し気の利いたビジネスモデルで乗り込んできたら、自分の会社は危なくなるかも…と。

 

新しいアイディアによる新事業や、自社のビジネスを飲み込んでしまうような他業種からの参入が、あらゆる市場で相次いでいる現在では、いつそのようなことが起こっても不思議ではありません。

経営者は変化に対応できなくなった時、事業継続ができなくなります。

突然の変化に立ち往生しないためにも、社長は常に自分なりの戦略を持っていなければならないのです。

戦略を立てるには

それでは、戦略を立てるにはどうしたら良いでしょうか?

まず、戦略を考える時間を、しっかりと社長の仕事に組み込むことが先決です。

例えば、月に2回、戦略構築と経過チェックの時間を確保する、などです。

その時は、半日くらい静かな時間と場所を用意しましょう。

 

ノートなどにメモ書きしたり、文章で思うままを書き連ねるなどして、自分の事業に対する信念や考え、今後の方向性や企画のアイディアなどをじっくりみつめ、実際に書き出してみましょう。

頭の中でモヤモヤと思っているだけでは、計画はかたちになりません。言葉で説明できないようなものは、実現できないのです。

戦略などと構えてみても、戦略を立てるだけの材料がそもそもないとしたら、毎日の業務に追われているうちに視野が狭くなってしまったかもしれません。そんな状態では、ビジネスの先を見通すことが難しくなります。

社長という立場である限り、社会の動きや消費者の意識の変化から目を離すわけにはいかないのです。

そのための具体的な行動から習慣化しましょう。

 

一般的なニュースを毎日10分だけチェックして世間の動きをフォローしたり、たとえば自社のお客様が高齢者であるとしたら、そうした年齢の方々の行動に関する情報を毎日集めたり、自分の業界以外のマーケット情報をビジネスニュースで入手したりなどは、社長としてのあなたの大事な仕事でしょう。

たまにする、思いついたらする、というような適当な対応では、素晴らしいアイディアにたどり着くことはまずありません。アイディアを生み出したり戦略のヒントを得るのは、そんなに甘いものではないと思います。

常に感性を磨いて勘を研ぎ澄ませておくからこそ、気づく力が備わり、ひらめきが生み出せるのです。

時間を確保するには

「毎日忙し過ぎて、とてもじゃないがそんな時間はとれない」

と言うのなら、やはり仕事の仕方を変えないといけないのではないでしょうか。

戦略を立てて、従業員やお取引先、そしてお客様を巻き込み、その戦略を実行していくことが社長の仕事です。

そして、戦略が上手く機能しなければ、軌道修正したり別の案を考えることも必要です。

戦略を考える時間を取るために、あるいはそのための情報収集や勉強の時間も確保するためには、時間の使い方を見直すしかありません。

 

もし従業員がいるならば、今あなたが抱えている仕事を、ひとつひとつ任せていきましょう。

「任せられない」と思っていては前に進めません。

過去にもお伝えしてきたように、任せて育てることも社長の仕事なのです。

社長のあなたが抱えている仕事を少しずつ人に任せて、あなたは事業の戦略を練りましょう。

その過程で、従業員のアイディアを聞いたりすることはもちろん良いことです。

ただ忙しいだけの毎日から、社長としての仕事の時間をいかに増やせるか、これは経営者としてのあなたの判断、決意にかかっているのです。

 

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