中高年社員の気持ち、知っていますか?

From:脇田優美子

社長のあなたから見て、中高年社員や中高年スタッフの動きにイライラしてしまうことはありませんか?

「若手より仕事もわかっているはずなのに、後輩の指導を進んでやろうとしない」
「自分のやり方にしがみついて、こちらの言うことをなかなか聞き入れない」
「もっと自分からテキパキ働いてほしい」

経営者であるあなたの苛立ちはもっともですが、だからと言って代わりの社員を簡単に雇えるわけではありませんね。

中高年社員や中高年スタッフに十分な戦力として働いてもらうにはどうしたらよいでしょうか?

そこには、中高年に特有の問題があるのです。

若手より中高年のほうが低い

中高年の働きぶりが冴えないのは、何と言ってもやる気、仕事への意欲が低いからです。

なぜ、中高年社員の意欲は下がってしまうのでしょうか?

あなたは社長なので、常に高い意欲をもって仕事に臨んでいらっしゃることでしょう。ですから、やる気を失っている中高年のことが少し理解しづらいかもしれません。

まず理由として、この先に昇進も昇給も見込めなそうだから、ということが挙げられます。

規模の大きな会社でのポスト争奪戦は激しいものがありますが、中小企業、その中でも規模の小さい会社であれば、リーダーのポジションなどはあまりないでしょう。

頑張れば目に見えて立場が上がっていく、というわかりやすい目標がなく、昇給の可能性もないだろうという気持ちが、どうしてもやる気に影響を与えます。

その一方で、中高年は体力の低下という避けられない問題にも直面します。これは、あなたが社長であっても、自分がその年齢になってみないと頭で理解できるものではありません。

若い時から体力に自信があった人でも、中高年になると様々な身体の不調が現れます。生活習慣病を発症し、日常自体に不自由を強いられる場合もあります。

また、男性経営者の方にはなかなかわかりづらいかもしれませんが、中高年社員が女性なら、様々な辛い症状に苦しめられる更年期障害というものもあります。これは数年から長いと10年くらいにもわたることさえあります。

あるいは、社員の配偶者も中高年ということが多いでしょうから、同じく健康問題が起こったり、親の介護の問題ものしかかってきたりします。

自分自身や身近な人の身体的問題による精神的な困難から、仕事のやる気がどうしても下がってしまうということが起こり得ます。

さらに、それと同時に、知的な面でも意欲が落ちてきてしまうのが中高年です。

新しいものを吸収しようという気持ちがだんだん薄れてしまい、これまでと同じことだけを繰り返してすませようとするのです。

このような中高年社員の変化を放っておくと、やる気のない状態がこの先も続いてしまいます。

若手のように本当は中高年も高い

ところが、中高年社員も、実はとても高いレベルの気持ちを持っています。

それは、他者から認められたい、という気持ちです。

小さな子供は、親がたくさん認めてあげることで、すくすくとやる気を伸ばしていくことができますね。

中学生、高校生といった年齢の頃も、周囲から褒められると、やる気満々で頑張れたかもしれません。

しかし、人から認められる、褒められるという経験は、大人になるにしたがい少しずつ減ってきてしまいます。日本人は特にそういう環境ですね。

大人は子供が大きくなっただけの生き物です。

大人になれば、そんな幼稚な意識からは脱却して自らを鼓舞して進むべきだ、と考えたとしても、なかなかそうはならないのが人間のようです。

昇給や昇進などで特別なモチベーションを与えることができない状況の中、中高年が密かに欲している気持ちが他者からの承認だとしたら、社長のあなたはどうしますか?

「いまさら頑張ってもどうせ気づいてもらえないし、給料も上がるわけじゃないし…」
「認められたいからってやる気を出すのなんて、いいトシして馬鹿らしい…」

心の中でそんなことをつぶやいている中高年社員が、あなたの会社にもいるのではないでしょうか。

中高年社員のために経営者にできること

体力や気力は衰えてくるけれど、本当はまだまだ認めてほしいと思っている中高年社員。

彼らに会社の立派な戦力として浮上してもらうために、社長のあなたができることはあるのです。

それは、相手を認めて、感謝し、頼りにすることです。

これは思いつきでするようなことではなく、継続的にそのように関わることが必要になってくるでしょう。実際に態度でしっかり伝えることが秘訣です。

子育てと同じで、辛抱強く成長を見守ることが欠かせないのです。

社長のあなたは、中高年社員にそんなに気を割かなければならないなんて、と思うかもしれませんが、人を育てるということは、きっとそういうことなのだと思います。

中高年社員や中高年スタッフに接する際は、言葉に出して認め、感謝の気持ちを表し、そして、ますます期待していることを伝えましょう。

経営者の関わり方ひとつで、見違えるような変化が生まれたら素晴らしいですね。

 

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