公開日:2017/10/26

若手への仕事の任せ方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

From:脇田優美子

社員数が10人、20人といった数十人規模の中小企業経営者は、とにかく仕事を自分でやってしまう人が多い、という話をあなたも耳にしたことがあるでしょう。
しかし当然ですが、経営者であるあなたが社員でもできる仕事をしていてはいけません。あなたは社長として、あなたにしかできない仕事をすべきなのです。

そこで今回は、若い従業員への仕事の任せ方の新しい動きについてお届けします。
 

若いスタッフから意見を出してもらうには

この先も人手不足が続く中、若手社員や、年齢の若いパート、アルバイトのスタッフさんは、とても大事な存在です。仕事を任せるためにも、まず、彼らに定着してもらい、戦力としてしっかり働いてもらうにはどうしたら良いでしょうか。

これには若者の使うツールでコミュニケーションを取る、という方法を考えるのが効果的です。今の若者は、対面で話すことが苦手なことが多いので、経営者が直接話しかけたりしても、なかなか本音も言いにくいのが心情というものです。
また、彼らは緊急の場合でもなければ、電話を使って話すことすらしません。要件を電話で伝えようなどと考えるのは、若者には受け入れられません。電話で心を開いて会話してくれるのを期待するのは、経営者の一方通行で終わるでしょう。

しかし、そんな彼らも、SNSであればどんどん反応してくれます。ラインやフェイスブックで連絡を取るようにすると、素早く答えを返してくれます。若者はSNSでのコミュニケーションに慣れているので、ここでなら意見も言いやすいからです。
例えば会社で会議を開いて、その場で意見を求めても何も言えずうつむいているような若手スタッフに、ラインで意見を聞いてみると、どんどんアイデアを出してくれたりするものです。つまり、彼らは何も考えていないわけではなく、慣れないコミュニケーションだと恥ずかしかったり周囲の目を気にしたり、と余計な気を遣っているだけなのです。

ですから、もしあなたが経営者として、「うちの若手は真剣さが足りない」「若いアルバイトやパートは戦力にらならない」と捉えているなら、それは大きな勘違いかもしれません。コミュニケーションの方法を変えれば良いだけだとしたら、実にもったいないことです。若い人の好む方法を用意してあげることで、戦力化への道が開けることがあるのです。

任せるなら徹底的に

ところで、いざ仕事を任せるとなった場合、どこまでのことを任せるのかという点があいまいだと、良い結果に繋がりません。
任せた、と言いながらあれこれ口を突っ込んだりするのが、最もありがちなパターンでしょう。それでは社員はうんざりしてやる気を失い、自ら動くことはないでしょう。任せるならば、どこからどこまで、と最初に明確に決めてしまうことが重要です。

経営者のあなたが張り付いていなくても回るビジネスの仕組みを作り上げるためには、なるべく多くの範囲の仕事を、パート・アルバイトさんも含めた若手従業員に任せたいところです。

では、任せる基準は?と言えば、任せた仕事が失敗した時に、会社が傾かない種類の仕事を選ぶことです。
例えば、順調に推移している事業や、軌道にのった事業のパワーアップや改善、少し下り坂に入ってきた事業のテコ入れなどです。
任せる時は、定期的に報告する仕組みを先に作っておきましょう。そして、細かく口は出さないけれど、経過をチェックすることにより、大事な経営判断はあなたが下すようにすれば良いでしょう。

仕事の進め方はしっかりと

ただし、単に任せるだけでは、従業員も何をどうしたらよいのか明確に理解できないかもしれません。企画ばかり立てたり、何となく集まって会議をしたり、というのでは現実には何も生み出せない恐れがあります。

計画して、実行してみて、測定・評価して、改善していく、という流れ(PDCAサイクル)を、従業員自身に仕組みとして立ち上げてもらうところから始めましょう。会議もその仕組みを回すための取り組みとして機能させます。会議で決まったことは即実行して、次の会議で結果を報告して改善する、というようにです。

このように、仕事を任せた従業員が自主的に動いてくれるようになれば、やりがいを感じてもらえるうえ、業績も上がってくるでしょう。経営者のあなたも、本来の社長の仕事である、事業戦略を考える時間もとれるようになるのです。

PS
中小企業のためのビジネスの仕組化はこちらで学べます↓
>>中小企業経営支援会

関連記事



 

error: Content is protected !!