公開日:2018/06/28

社長の右腕を育成する秘訣

From:脇田優美子

中小企業経営者のあなたは、何でも自分でやらないと気が済まないでしょうか。

「会社のことはすべて自分の頭の中に入っている」とか、「お店のお客様は誰でも、社長の自分を目当てにやってくる」というのは、果たして良い状態と言えるでしょうか。

成長段階のどこにいる?

あなたがすでに人を雇ってビジネスをしているとしたら、会社をこれからどのようにしていきたいですか?

社長のあなたがずっと同じような仕事の仕方を続けていると、いつまでも組織としての力が育たず、現状維持のようになってしまいます。

ビジネスにとっての現状維持とは、衰退と同じことですので危険です。

競合が絶えず成長し続けていけば、現状維持しているだけでは相対的に弱くなっていきます。

経営を続ける限り、少しずつでも会社を成長させていくことが必要になってくるのです。

そのために、社長がいなくても回る仕組みを作れ、ということがよく言われます。

あなたも耳にしたことがあるかもしれませんね。

しかし、それは短期間で片手間にできるものではありません。

大企業の経営者であっても、もっとも難しいのは人材育成だと言っているくらいです。

あなたの会社の発展のために、地道に、かつ労力を割いて行うべき重点事項と言えるでしょう。

幹部育成の観点

経営者の右腕になってくれるような人材の育成において何を最重視するのかは、人によって意見の分かれるところかもしれません。

しかし、あなたもこれまで人を雇ってきた経験から、本能的に感づいていらっしゃるのではないでしょうか。

HIS社長である澤田秀雄さんによると、人材育成の中でとりわけ幹部の育成においては、「まず、誰を選ぶかが重要」であり、「実績よりも人間性」であるそうです。

実績があればあったでよいけれども、それは、幹部に適していることとイコールではない、というのです。

これは非常に大事なところだと思います。

澤田さんは、真面目で努力家であれば、はじめは上手くいかなくてもコツコツ挽回し、気づくとしっかり結果を出せるようになる、と話しています。

そして、幹部として育てたいのなら、目標を共有するだけでなく、課題の解決策を一緒に考えて実行していくことを繰り返すことだ、と言っています。

課題を与えるだけでは育たないということなのでしょう。

実際にHISの社員が300人くらいの頃まで、澤田さんは幹部とマンツーマンの対話を密にすることを実行していたそうです。

あなたの右腕になるほどに社員を育てようと思うなら、接触を増やすだけでなく、共に考える中で自分の思考方法や行動基準を相手に浸透させていくことが欠かせないのですね。

見せて学ばせる

特に効果的なのは、自分の働き方を身近で見せることです。

上の例の澤田秀雄さんだけでなく、ライザップ社長の瀬戸健さんや元カルビー会長の松本晃さんなども、社長室を作らず、社員と同じ空間にいて、即断即決する姿を示してきたようです。

中小企業経営者であれば大企業の社長と違い、社員との距離は近いと思いますが、ただ隣にいるというだけではもったいないですね。

情報収集の仕方や物事のチェックの仕方、決断することの大切さなどを、意識して学び取ってもらうよう働きかけると、育てられている側の社員の真剣さも自ずと増してくるでしょう。

きちんと教え込んで任せたら、短期に結果を求め過ぎないように、実績が出るのを待つことも必要だと、澤田さんは話していますが、ここも社長として辛抱がなかなか大変だと思います。

けれど、難しいからこそ、これができた経営者の会社は、抜きん出て伸びることができるのでしょう。

社長のあなたの努力によって強い信頼関係を築けた幹部が、あなたの右腕として働いてくれるようになったら、会社の成長スピードも格段に違ってきそうです。

社員に粘り強く手本を示して、懐に入れて育てる、というのは、経営者であるあなた自身の成長にもつながる大事なトレーニングと言えるのかもしれません。

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