AIが決める「生き続けられる会社」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

From:脇田優美子

ある投資会社経営者のお話を伺う機会がありました。

そこで取り上げられたテーマは、経営者のあなたには意外に思われるかもしれません。

「これからの世の中で、生き続けていく会社にはあって、消えていく会社にはないものは何だと思いますか?」

そんな問いかけから話は始まりました。

あなたの会社が、生き続けられる会社に当てはまるとよいのですが…

 生き続けられる会社

上の質問「生き続けられる会社にあるもの」の答えは「個性」でした。

投資会社の社長の答えとしては、ちょっと風変わりな感じがしますね。

もちろん、だからこそこの社長は、集まる経営者の聴衆にこのような問いかけをしたのだと思います。

数字を厳格に判断するのが仕事であるはずの投資会社の社長が、「個性こそが、会社の生き残りに最重要です」と明言した理由はどこにあるのか、経営者であれば興味を惹かれますね。

それに、「会社の個性」とは、具体的にどんなことを指しているのでしょうか。

お話を伺ってみて腑に落ちたことが多くありましたが、中でも特に印象的で、あなたにぜひお伝えしたいことをお届けします。

「会社の個性」とは平たく言うと、どのようによい会社なのか?ということです。

投資会社から見た時に、今後日本のために生き残ってほしい会社とは、お金を追う会社ではなくて、よい会社である、というのです。

そして、この考え方は、企業の大小にかかわらず、日本全体に広がっていくことは間違いないようです。

というのも、AIの著しい進歩によって、よい会社とそうでない会社を見分けられる世の中が到来するからです。

あなたはもしかすると、「自分の会社は中小企業だから、投資会社なんて関係ないし、AIの影響も直ぐには来ないだろう」と思っているかもしせません。

ところが、それは違います。それどころか、この見通しに気づかないまま経営を続けてしまうと、知らぬ間にお客様が離れていってしまう心配さえあるのです。

 あなたの会社を数値で評価

あなたの会社がよい会社かどうか、AIが判断できる日があと数年でやってきそうです。

あと3年も待たずして、会社に対して、お客様や社員がどう感じているかをAIが数字で評価できるようになるらしいのです。

これは何を意味するのでしょうか。

少し前までは、あなたの会社のお客様があなたの会社をどう感じているのかは、自社でアンケートなどを集めてみてわかることでした。

それがSNSの時代になって、あなたの会社の評判は、インターネット上にどんどん書き込まれるようになっています。

あなたやあなたの会社の社員ひとりひとりの対応の良し悪しが、ネットを通じて会社の評判を決める時代です。

しかし、AIの進化によって、そのような評判が明確に数値で示されるようになることは、ビジネス社会を塗り替えるような変化ではないでしょうか。

あなたの会社が数値化されるということは、世の中から見てよい会社かどうか、いとも簡単に判断されれるということです。

あなたの会社から購入した経験のあるお客様がどれくらい満足してくださったのか、不満を感じたのかが数値で示されるようになります。

そればかりでなく、あなたの会社の社員がどれくらい社長のあなたを尊敬しているのか、どれくらい職場環境に満足しているのか、どのくらい仕事に誇りを持っているのか、あるいは不満を抱いているのかまで、すべて数値化されていくことになります。

人の気持ちが数値に変換されてデータとして世の中に示されるということは、中小企業経営者であるあなたが社員をどう扱っているのか、あなたの会社がお客様にどう対応しているのかが、今以上に他者や世間の評価によって決定づけられることになります。

そして、評価の低い会社から消費者は購入しなくなります。なぜなら、人は本能的に、よい会社だけを世の中に残していきたいと思っているからです。

社員の不満が多い会社は、社長が人を大事にしていないのだと数値で明らかにされます。すると、お客様はそういう会社から物を買わなくなるのです。

数値ですから、社長のあなたには言い訳ができません。他の会社と同じ指標で数値化されるのですから、たとえあなたが反論しても受け入れてもらうのは難しくなります。

このように、AIによって人の感情が数値化される事態は、中小企業経営者といえども大きな影響が予想され、いずれ直接的にあなたの会社の命運を左右するまでになることでしょう。

冒頭の投資会社の経営者も、投資対象のリサーチにおいて、すでに一部、社員やお客様や取引先など、会社にかかわる人の感情や心理を数値化し始めています。

そして、その数値から、人を幸福にしている会社をよい会社と認め、そのような会社への投資を推奨しているのです。幸せが数値で表される社会が、目と鼻の先まできているということなのです。

 先を読みAIを味方にする

中小企業の経営者であるあなたも、この考え方が急速に広まることをしっかりと意識して、今のうちに見通しを立て、自社の足りないところや是正すべきところを見直していきましょう。

AI時代の社会は急激に変化しますが、社員のお客様への対応や、お取引先とのやりとりなどは数日で変えられるようなものではないでしょう。社員の満足度や幸福度も、一朝一夕で変化は起こせません。

だからこそ、まず社長であるあなたから変わることが1番です。

経営者がさらに自分を磨き、社員がその姿を見習って、お客様やお取引先との関係もさらに良くなり、皆が幸せになっていく。よい会社は、社会から生き続けていくことを求められるに違いありません。

AIのスピードに振り切られずに、1日ずつの地道な努力で、よりよい会社を目指して進んでいきましょう。

 

PS
よりよい会社になるヒントに、よろしければこちらをご活用ください↓

無料プレゼント中
小さな会社のための『”絆で集まる”集客システム構築ガイドブック』

関連記事