スターウォーズの「迷走」から学ぶ、マーケティングで失敗する一番の理由

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スター・ウォーズに学ぶマーケティング失敗の最大の理由

『スター・ウォーズ』、『オビ=ワン』『ボバ・フェット』スピンオフ映画の計画を保留に ─ 『ハン・ソロ』興行不振で

日本公開前の映画の、しかもネガティブな話題ではあるのですが。

アメリカで「神話」とすら言われている大人気シリーズ「スター・ウォーズ」。
そのスター・ウォーズ屈指の人気キャラクター、ハン・ソロを題材にした映画が深刻な興行不振で今後のスピンオフ展開が保留となったというのです。

作品の不振の理由としては、「年一回(しかも前作から半年後)で少し飽きがきている」「主役にハリソン・フォード(オリジナル版ハン・ソロ役)ほどのカリスマ性がない」などが挙がっています。

しかし、この厳しい現状の原因として根強く囁かれているのは、その半年前に公開された「スター・ウォーズ・エピソード8 最後のジェダイ」の影響です。

 

 

古参ファンを激怒させた「最後のジェダイ」

「最後のジェダイ」は成功が約束されていた作品といえます。
前作の「フォースの覚醒」は20億ドルの大ヒットであり、続編への期待を十分に感じさせるものでした。
旧シリーズの主要キャストの出演も決定し、ファンの興奮も否が応でも高まるというものです。

映画完成後、試写を見た評論家の評判も上々で「予想を裏切る」「新しい物語の始まり」と絶賛する報道ばかり。

唯一不安になることと言ったら、試写会後のマーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー役)の浮かない顔だけでしょう。

そんな中、2017年12月。「最後のジェダイ」は満を持して公開されました。
初週週末の興行収入は前作に続いて2億ドル超えとこれ以上ないくらい好調なスタートを切りました。

ところが、公開直後から旧シリーズ以来の熱心なファンの不満も一気に吹き上がりました。
賛否両論どころの話ではなく、レビューサイトでは低評価の数が高評価の数を上回り、「この作品をシリーズから除外しろ」という署名活動が行われる始末。

熱心なリピーターを失った結果、最終的な興行収入は「フォースの覚醒」を下回る13億ドルにとどまることとなってしまいました。

 

 

そなたの怒りを感じるぞ・・・

スター・ウォーズに学ぶマーケティング失敗の最大の理由

何がここまでファンの怒りを買ってしまったのでしょうか?

それは、ファンの多くが愛する旧シリーズ的な要素をないがしろにしてしまったことでした。

映画の詳しい内容に踏み込むことはしませんが、ルーク・スカイウォーカーをはじめとした旧シリーズの主要登場人物へのぞんざいな扱い、シリーズを支えてきた世界観、設定の無視や改変などが非常に目立つものでした。

脚本を読んだマーク・ハミルは、あまりにも「独りよがり」な内容に、

「あなたはこのシリーズを観てくれるファンのことをもっと考えるべきだ」

と脚本執筆も担当したライアン・ジョンソン監督に話したそうです。

 

 

「お客様」のこと考えてますか?

スター・ウォーズに学ぶマーケティング失敗の最大の理由
このマーク・ハミルの言葉はビジネスの面でも大きく考えさせられるものです。

「最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督は自分のやりたいことを優先し、ファンが求めていることを二の次に置いたために、最も熱心な(そして、最もお金を出してくれる)ファンを怒らせてしまい映画から離脱させることとなってしまいました。
その結果、後続の作品展開にまで影響を与えることにまでなってしまったのです。

これは経営者にも同じことが言えるでしょう。
ついお客様ファーストではなく、商品ファースト、自分のしたいことファーストで商売をしそうになってしまうことがありませんか。

たとえどんなに素晴らしい商品、どんなに自分がいいと思う商品を用意しても、それに対してお金を出して買うお客様がいなければどうにもなりません。

だからこそ、ダン・ケネディは何よりもまずお客様に惚れ込むべきだと説くのです。
そして、お客様との繋がりを強め、維持するのが最優先の仕事であると。

もしも、あなたの商売でお客様が優先順位の一番上になってなかったとしたら、
まずはお客様との強い関係性を築き上げていくことから始めてみませんか?

 

PS
とは言うけど、どうやってお客様との関係性を築き上げるんだ?
と思った、そこのあなた。
コチラでは、サンプルを真似したり、テンプレを穴埋めするだけで、お客様との「絆」が作れるようになりますよ。

 

PPS
厳しい話になりましたが、ライアン・ジョンソン監督の情熱にウソはないと思います。作品に溢れている「新しいものに挑戦したい!」という思いには、経営者はきっと共感できるはずです。
というわけで、映画が気になったらぜひチェックしてみてください。

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