公開日:2017/09/16

これでもダメなら諦めてください!理念作成の6ステップ

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from:ユージン高田

企業理念を作るメリット

中小企業が売上を安定させ、優秀な社員を採用・育成し、欲しいお客さんとだけ仕事ができるようになるために必ず必要なものが「企業理念」です。

「企業理念」を作って、それを周囲に伝えていくと、あなたの会社にこのような変化が起こります。
 
会社に一体感が出る

会社の理念は、共通の目標や業務指針の元になるものです。ですから、この理念が明らかになると、社員はいちいちあなたや同僚に確認しなくても、最善の方法がわかるようになります。その結果、会社に一体感が出て、全員で理念の実現に向けて邁進することができるようになります。

求人・採用が楽になります

あなたの会社の理念に共感した人が自然と集まるようになります。それも、情熱に溢れ、どんな苦労もものともしない、あなたの右腕となるような社員が集まります。

その例が、NPO(非営利団体)です。給料も安いし、きつい仕事ににもかかわらず、一流大学や企業の出身者が集まって、自ら活動しています。彼らは、その団体の理念やビジョンに共感しているから、そこに集まり、皆で力を合わせて、理念を達成しようと努力します。そんな強力な組織を作れるようになります。

ブランディングの核を作れる

ブランディングのためには「〇〇と言えば、あの会社」と言われるような、お客さんを惹きつける「何か」が必要になります。その「何か」が理念になります。

それは、サービスの質かもしれませんし、環境に優しいかもしれません。あるいは、あなたや社員の人柄かもしれません。そのようなものが明確に言語化されれば、人から人に伝わりやすくなりますので、口コミでお客さんが集まってきます。

熱狂的なファンができる

あなたの会社の理念に共感したお客さんは、熱狂的なファンになります。このようなファンは、あなたが理念を追求する限り、あなたを応援して、サポートしてくれます。

ファン顧客を持つと、ライバル会社との競争が無縁になります。ファン顧客にとっては、あなたの会社、あなたの商品・サービスがオンリーワンなのです。MacファンがWindowsに見向きもしないことと同じようになります。

このようなファン顧客には売り込みをする必要がありません。ファンが満足するような商品・サービスを提供すれば、向こうから売って欲しいと言ってきます。そうなれば、どれほど経営が楽になるか、想像に難くはありません。

事業継承もスムーズにいく

事業継承で悩んでいる中小企業経営者の方が多くいらっしゃいます。自分の代で終わらせるのか、親近者に譲渡するのか、あるいはM&Aで売却するのか、方法は様々ですが、事業継承をスムーズに進めるためには、事業の核となる理念が絶対に必要です。

理念があれば、優秀な社員、ファン顧客、良好な関係の取引先があるということですから、経営者が変わっても、そのまま事業を継続することが可能です。これまでの延長線で収益見通しを立てることができるし、社員・顧客・取引先も安心して事業継承を応援してくれます。

また、会社を売却する場合にも、理念に基づいた経営ができていれば、相場よりも高い金額で買手が現れます。

理念の作り方

理念の必要性は感じているものの、具体的にどうやったらいいのかで悩んでいる社長がたくさんいらっしゃいます。

まずは、とりあえず、理念作りを開始することが重要ですが、そうは言っても、どうすればいいのかわかりませんよね。

そこで、ここでは、会社の理念の簡単な作り方をご紹介いたします。

理念作成の心構え

まず大事なことは、あなたの魂の叫び声でなければいけません。変にカッコつけたり、他人の目を気にしてはいけません。それらは、最終的に形にするときに、表現を変えればいいのです。最初から外側に目を向けていると、他人の理念を作ってしまうことになります。そうなったら、とても自分で目指そうとも思わないし、社員やお客さんの心を打つようなものを作ることはできません。

自分の気持ちに正直になる、ということです。

その上で、あなたが描く未来を言葉にしたものが理念になります。

会社として大勢を動かすためには
1:成長や未来がイメージできる
2:社会に良い影響を与えるイメージができる
3:ステークホルダー達が自分はどんな行動をすれば良いのかがわかる
この3つが必要です。

「儲ける」という言葉は「信じる」と「者」の組み合わせです。
要は「信じた者が増える=儲かる」ということです。ステークホルダーが理念に共感して信じた時に、信じられないパワーになります。

理念作成の6ステップ

1:あなたのライフプランを明確にする

あなたは自分のライフプランを実現するために会社を経営しているはずです。そうでなければ、あなたは会社に雇われているだけになってしまいます。

会社を立ち上げ、経営して、どうなりたいのですか?いつまでそれを続けますか?どんな形で終わりにしますか?それをすることで、あなたは何を得られますか?

そういったことを本心から書き出すようにしてください。

2:感情を解放します。あなたの思っている不満やストレスを思う存分書いてください。

社員に対して、お客さんに対して、取引先に対して、色々と感じている不満やストレスがあるはずです。この感情を解放しないと、あなたの心の底の「核」となる部分を発見することができません。

これは他人を批判することではなく、あなたの内側の殻を破るための作業です。遠慮なく書き出すようにしてください。

3:あなたは、なぜ会社を設立したのか、その原点に立ち返ります。

会社を設立した当時のことを思い出してください。先代から引き継いだのであれば、それを引き継いだ時のことを思い出してください。

どんな会社にしたいと思いましたか?誰のために、何をしたいと思いましたか?会社を経営したら、どんなことができるようになると思いましたか?

そんなことを思いつくままに書き出してください。

4:ではそれを達成するために必要な社員、お客さん、取引先を明確にします。どんな経営状態だったらいいのか。理想を書いてください

あなたの理想の会社を作るために協力して欲しい社員は、どんな社員なのでしょうか?

5:それを達成するために、あなたが約束できることを明確にします。「絶対にやり抜く!」といった意思表明をしてください

6:上記から、あなたの会社の理念を書きます。

理念作成のポイント

最後に、理念を書くときのポイントをいくつかご紹介します。

・簡潔であること

社員やお客さんに伝わりやすくするためには、複雑ではいけません。できる限り簡潔にすることです。おそらく、理念作成の6ステップで作った理念は、あなたの想いが溢れ出ているため、あなた以外の人が読んでもピンとこないかもしれません。

そのため、一旦作った理念を編集する必要があります。伝えたい核の部分は残しつつ、余計な言葉をそぎ落として、簡潔な文章にしましょう。

・誰でも理解しやすいこと

どんなに素晴らしい理念でも、相手に伝わらなければ意味がありません。小学生でもわかるような文章にするよう心がけて下さい。

ですから、余程のことがない限り、専門用語は使わないこと、難しい漢字も使わないことです。

・関わる全員がWin-Winになっていること

ともすれば、自分のことだけに有利な理念になりがちです。あなたの会社なのですから、当然、あなたの想いが強く出ても構いませんが、あなたの会社は、たくさんの社員、お客さん、取引先に支えられているはずです。そのような人々にとっても魅力的な理念になるようにしてください。

P.S.企業理念が知りたかったら、、、
中小企業社長必読!経営にブレイクスルーをもたらす秘訣

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